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家族の選択   --胃ろうをめぐる家族の姿--

昨夜NHKのETV特集
「食べなくても生きられる~胃ろうの功と罪~」を見ました。

食べられなくなった方に
生きるのに必要な栄養を、管を通して胃に直接送る「胃ろう」。
全国で胃ろうをする患者は40万人近くにもなるそうで、
胃ろうを選んだ家族と
食べられなくなったら自然に命を終わらせることを選んだ家族が
話をされていました。

功罪などと一般的に判断できるわけではなく、
技術や医療品の進歩は希望でも救いでもあり、
また一方ではつらい状況も生み出す。
常に家族の選択が問われることだけは確かです。

番組内でお話していた家族は、
胃ろうを選んだ妻は、一生懸命に夫の手をさすり
話しかけ、夫もそのときだけは目を開けています。
胃ろうを選ばなかった娘さんは、
父親が自然に、父らしく静かに生を終えられたことを
よかったと語っています。

そこにあるのは、功罪などという言葉ではくくれない
家族の思いであり、選んだことを引き受ける姿でした。
そして、家族にそれを決心させる本人の生き方や
家族と一緒に過ごしてきた時間が感じられました。

家族がきちんと考えて選択したことであるなら、
どちらでもいいと思えます。
むしろ、問題はそこには映されなかった
家族が意思をもって選択せずに
なんとなく胃ろうをした場合なのではないかと思えました。

私たち、葬儀サポートセンターで相談を受ける方の多くも
まさにこのように家族の生死を背負って選択を迫られています。
そして、その先にある葬儀のことも選択しなければならないわけですが、
治療と同じく、本人と家族がきちんと選ばれるものであるなら、
どのような形でもいいと思います。
もちろん、お寺様とのつきあいや、会社や近所の方々との関係など
予想されることの説明やアドバイスはさせていただきますが、
決めるのも、その決定を引き受けるのも家族です。

私たちは、その家族の一番のサポーターでありたいと思います。
まずは相談なさってみてください。

大矢

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