> 納得できる葬儀を実現できる世の中にしたい!!という信念の元、日々悪戦苦闘しています。
(2010年04月30日)
お母様が自宅で亡くなり、警察で解剖をされている。
今、警察に向かっているが、このあとのことを相談できますか?と
娘さんから電話が入りました。
お母様と娘さんのふたり家族のため、どこかに安置をして、
火葬をお願いしたい、と。
警察で状況を確認して、もう一度、電話をいただくことになりました。
葬儀社を紹介されても、自分で手配します、と言って大丈夫ですよ、と
お伝えしました。
次の電話では、解剖は終わったのだが、警察紹介の葬儀社が
ぴったりくっついてきて、
すでに、棺も使った、搬送もした、明日の火葬場も予約した、
今から役所に死亡届を出しに行くから、早く決めろと言うので、
無理みたいです、と。
それで、その葬儀社さんの対応はいいですか?
あまりよくないです。
それなら、我慢しないで、断りましょう。
大切なお母さんとの最後のお別れですから
ご自分が望むようにしましょう、と励ましました。
警察が葬儀社を決めるわけではないですし、
今の葬儀社さんも、あなたが頼んだわけではないですから、
これまでしていただいたことには感謝して、支払いをして、
これから先は自分でいいと思う葬儀社さんと相談しましょう、というと、
断ってもいいんですか?と恐る恐るおっしゃるのです。
その葬儀社さんの見積りを確認していただき、
私たちが紹介する葬儀社さんのおおよその費用を伝え、
親身になって対応してくれる担当者であることを伝えました。
すると、次の電話では、警察紹介の葬儀社さんを断ったから、
サポートセンターから紹介できる葬儀社さんと相談したいと言うのです。
もちろん、すぐに葬儀社さんに警察に向かってもらい、
相談をして、安心して搬送と安置、翌日の火葬の手配を終えました。
次に心配なのは、お母様の自宅の清掃でした。
集合住宅のため、近所に匂いがもれないよう
早く清掃する必要がありました。
すぐに特殊清掃の業者さんを紹介したところ、
娘さんは自分ですぐに連絡をとり、段取りを決め、
翌日、火葬前には清掃を終えました。
実は、訃報を聞いて、娘さんは海外から急遽戻り、
成田空港からまっすぐ警察に向かわれたそうです。
娘さんは、その一日で、声の様子がずいぶん変わっていきました。
費用もかなり抑えて、あたたかい葬儀社さんに助けられながら
お別れを終え、一番心配なお母様の自宅もとりあえずきれいにできた。
もちろん、それをきちんとサポートできたことはよかったのですが、
一番嬉しかったのは、突然の訃報で、
誰にも相談できずにあきらめてしまいそうになったのを
娘さん自身が自分でふみとどまり、
勇気をだして自分で考えて、選びなおしたことです。
お母様の最期に一緒にいられなかったとしても
そのあとのお別れを自分で自信をもって手配なさったことは
きっと、娘さん自身を強くしたことと思います。
そして、お母様の死も、お母様との関係も、
きっと前向きに受け止めて
これからのことも考えていけることでしょう。
葬儀社さんや専門の人の力を借りるとしても、
家族自身が、自分で考えて
自分でお別れができたと思えることがとても大事なのだと、
私自身が勇気づけられた一日でした。
大矢
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12/4/30現在(03/7/16〜)
