> 納得できる葬儀を実現できる世の中にしたい!!という信念の元、日々悪戦苦闘しています。
(2010年01月11日)
通常、立会いにお伺いする時は、お式の前にご相談の方に
ご挨拶ができるようにするのですが、
そのご葬儀のときは、事務所を出るのが遅くなってしまい、
式場に到着したのはお式の開始時刻と同じくらいでした。
式場の造り的に、会葬の方と同じように自動ドアを開けて
中に入ることがはばかられた為、
外から、ガラス戸越しに中の様子を拝見しながら、
担当してくれた葬儀社さんと話をしておりました。
お母様が、お棺のそばを離れなくて、ずっとずっと
泣いておられるのです、「私もすぐあとから行くからね」
と話しかけては、自分に向かって「私の時にもお願いね」
とおっしゃるので、どうお話したものか困ってしまって・・、
というようなことを、葬儀社さんが話して下さいました。
そのお話をお聞きしながら、お母様おつらいだろうなと思い
、またガラス戸越しに見える祭壇は上の部分だけでしたので、
祭壇としては普通の感じかな・・と何となく思っておりました。
お寺様の読経が終わり、会葬の方々のご焼香も終わって、
私が式場内に入ってもご迷惑にならないところまで
お式が進んだのを確認して、中に入りました。
そして、外からは上の部分しか見えていなかった花祭壇の
全体を見て、その大きさと立派さに本当にびっくりしました。
式場の間口め一杯の幅の花祭壇でした。
お母様が、「祭壇をいいものにしてやってほしい」と
ご希望だったとのことで、最初のご相談のときよりも少し、
祭壇の費用が多くなっていたのは見積書で確認していました。
でもその金額でも、ここまですごいとは思っていませんでした。
亡くなられた方が男性の方でしたので、白い菊の花を
ライン取りにも使いながら、一本一本がきちんと配置されています。
葬儀社さんが、横で照れたように祭壇の説明をしてくれます。
洋花は、そんなに多くない花でもボリュームを出して見せる方法が
あるのだけれど、菊の花はごまかしがきかないから、
かえって大変なんですよ、今回はこちらのお式が決まった時に、
白い菊を手配して、しばらく自社で水揚げをしながら、
花の開き具合を調節してきました、等々・・。
この葬儀社さんは、普段からとてもざっくばらんな雰囲気の方です。
時々、そんなラフな言葉遣いで相談者の方とお話して大丈夫ですかと、
ちょっと心配になったりします。
ですが、会話の中には全然出てこないのに、だんだんと、
「そうか、この花祭壇は、葬儀社さんが悲しみに沈むお母様に、
自分のできる限りのことをやってあげようと思って作った
ものなんだ」ということが伝わってきました。
言葉には出さないけれど、その葬儀社さんの心根の優しさが
見えたようで、ほのぼのと嬉しくなりました。
この葬儀社さんをご紹介してよかった・・と思う瞬間です。
ご葬儀の立合いに行く度に、葬儀社さんの真価を目の当たりに
することが続いています。
そして又、その葬儀社さんの良さを、ひとりでも多くの方に
お知らせしたいと思って帰ってくるのです。
竹市
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