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お一人で送られた葬儀

これまで葬儀の立会いをした中で、もっとも葬儀に参列した人数が
多かったのは、1,000人規模の社葬でした。
では、一番少なかったのは?と問われれば、それは
「お一人」と答えます。

会葬者はどなたもいない、ご親族お一人だけで送られた
お葬式でした。

長年、ご兄妹で助け合って生活をしてこられた兄様が亡くなられ、
妹様は、葬儀のことは誰にも声をかけず、自分だけで送りたい
というお考えでした。

立会いをしますと、葬儀社のスタッフが2名ついて、
祭壇を飾るお花屋さんや、葬儀の関係業者の人が数名、
そして、ご相談を受けた葬儀サポートセンターの私・・・

家族で送られる方が増えてきたとはいえ、
ここまでアンバランスなお葬式は珍しいです。

ただ、お葬式が、寂しい印象を受けたのでは?と
問われるとそうではなかったのです。

妹様は、お通夜の読経が終わったあとも、
まるで時間が流れていないかのように、
ずっと祭壇とお棺のそばに座わられていました。

そこには、見えない『絆』が強く伝わってきて、
親族間で、いがみあいながらの葬儀よりも、
ずっと温かな雰囲気が伝わってきました。

自分と自分の家族に合った葬儀はなんだろう・・・
そう考えさせられるお式でした。岩

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