> 納得できる葬儀を実現できる世の中にしたい!!という信念の元、日々悪戦苦闘しています。

火葬炉の前

身内の葬儀の中で、自分が一番嫌だったのが
火葬炉に行くときでした。

重くて厚い扉の向こうに棺が入れられたら
もう2度と会うことは出来ません。
ましてや、大切な身内が燃やされてしまうということを
受け入れることができず、恥ずかしい話ですが
自分はまだ小さかった子供が寝たことを口実に
火葬炉の前に行かずに少し遠くから立ち上る煙を眺めていました。
(今はそこには煙の出る煙突はないそうです)

さて、この仕事をしてからは
皆様が火葬炉の前までしっかりといかれて、
お別れをすることに、いつも尊敬の念を抱いています。

火葬炉までお送りしてきちんとお別れをすることが
故人様への思いを伝えることになるのだとも思います。
(自分は情けなかったです)

現実的な話になりますが、火葬の時間と言うのは
かなり厳しく管理されていて、遅れると次の方に
迷惑をかけることになります。

でも、ご家族の悲しみが大きい場合など、
火葬前・お骨上げ時に時間が延びることもあります。

葬儀社の方でそれとなく誘導したり、
切り上げたりするのだと思うのですが、
当センターの紹介したある葬儀社さんは、その日は
ご遺族の気持ちが痛いほどわかる事情があったので
無理に切り上げることをしませんでした。
火葬場には注意、お叱りを受けたそうです。
場合によっては、葬儀社が
その火葬場を使用しにくくなることもあります。

次の火葬を待つ方も、大切なかたを亡くされて同じ思いで
待っているわけですから、
葬儀社さん自身も決してよいこととは思っていません。
プロとしてどうか、という議論もあると思います。

葬儀を終えたあとのお話からも、葬儀社さんも
かなりの葛藤があったことが伺えました。

ただ、自分が葬儀をお願いするなら、
何も感じず、時間で急がせる葬儀社さんよりも
遺族の思いに心を寄せて、葛藤してくださる方に
担当をお願いしたいと思いました。
(もちろん、時間厳守が一番です)
佐藤

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