> 納得できる葬儀を実現できる世の中にしたい!!という信念の元、日々悪戦苦闘しています。
(2007年02月21日)
エンディングノートのセミナーを行うようになり、様々な形で
病気や余命の告知、延命治療等の話に触れることが
多くなりました。
その中で以前、ある医師がご自分の経験された「告知」に
ついて書かれた文献を読んだことがありました。
優秀な外科医であった彼は、自分の妻と父が癌を罹患し、
2人ともの外科手術を行いました。
妻を救うことは出来ましたが、残念ながら父親は
癌であることが判明した際にはすでに手遅れで、
術後1年で亡くなられました。
このとき、彼は妻にも、父親にも、癌であることを
告げることはありませんでした。
肉親の手術をする前、彼はすべての人に癌告知を
するべきと考え、告知しないことに対して罪悪感すら
感じていましたが、いざ自分の肉親を
執刀するに当たって、全く反対のことを行ってしまったのです。
それまで彼は、家族が告知しないことで、自分の思い通りに
できない、もしくは家族の賛成により、患者はもっと違った考えで
残りの人生を過ごしたかもしれないのにと考えていました。
しかし、彼は自身の家族の癌手術を執刀した後、大きく
考えが変わりました。
告知が善か悪かといったことで片付けられる問題ではなく、
ひとりひとり違っていて当たり前で、また患者の幸福に
最も深く関わっているのは、その人の家族である。
患者にとって告知するのと告知しないのとどちらが幸福かを、
医師が一人で決めるべき問題ではないのではないかと
考えたのでした。
「どちらが正しいか」でなく、「どちらがより幸福か」のほうが
問題なのであり、真実を告げるのが正しいとはかぎらず、
幸福でさえあれば、嘘だって許されていい、
そんなものなのだと。
私も以前このブログで書きましたが、やはり父を癌で
亡くしています。
そのときにやはり、この医師と同じように私の口から、
そして担当医師からも告知をすることはありませんでした。
実は私もこの医師と同じように、真実をきちんと伝えることが
本人にとっての正しい行為であると信じていました。
この医師のように現実に直面するにあたり、初めて
理解できることもあるということなのです。
「死と直面して、現在の生を充実して生きる。」
これを言葉で言うのは簡単であるが、自分の残された時間が
明確に告げられ、恐怖や心配なく、本当に幸福に過ごせる人が
いったい何%いるのか、また全く生の希望なくして人間が
生きることの苦しさを、本人以外の誰がわかっていると
いえるのでしょうか。
悲しい「あきらめ」を「死を平静に受容して立派に生を全うした」と
いっているだけではないのか。
回復を信じて、最後まで医師や家族に怒りをぶつけながら、
悶々としながら亡くなった人のほうが、平静なあきらめの
人生よりむしろ幸福とはいえないのではないか。
私たちは死に行く人たちの視点でなく、やはり傍観者の
視点で物事をとらえているのではないだろうか。
彼はこの文章の中で何度も自問自答しながら、そして
世に問いながら、告知はどうあるべきものなのかを
伝えようとしました。
彼は最後に言います、
患者から、生きる勇気と希望を取り去るのは一番いけないことで
あり、例え真実を告げ るときでも、多少の希望は残して
あげるべきなのだと。癌と医師と患者が一緒になって戦い、
克服できる可能性が高ければ、告知すべきだが、それ以外は家族の、
もしくはそれ以前に本人の意思を尊重すべきであり、家族が告知を
拒否するのは、深い愛情からきていることを、
医療者はもっと理解しなくてはならないと思うと。
私は医師である彼の言葉を目にして、初めて長年胸のつかえであった、
父への告知についての思いが晴れたような気がしました。
十人いれば、十通りの生き方があり、告知に関しても十通りの方法が
あっていいのだと。その時点で本当に幸せと思えるのは、何なのかを
見極めることが必要であるということなのだろうと。
最近少しだけ自分のエンディングノートに加筆をしました。
「戦っても治る見込みがなければ、告知はしないで欲しい。」と 傳
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「後悔しない!お葬式の勉強会」(参加費無料)を
開催いたします。
【会場】
■日時 : 2007年
2月24日(土)10:30-12:00(10:00受付開始)
■ 会場 : 東明ビル(大阪市中央区北久宝寺町4-2-10
東明ビル6階)
地下鉄「本町」駅 徒歩5分 南御堂のとなり
地図はこちら
※当センター内セミナールームが会場です
【要領】
■ 参加費 : 無料
■ お申込 : 専用フォームまたは、06-6241-6330まで
お申し込みください
※なお、葬儀業者、業界関係者、同業他社の方の参加は
お断り致します。
【内容】
第1部 自分にあった葬儀の見積りを作ってみよう
・葬儀の費用はどれくらい?
・いま、どんな葬儀が行われている?
・葬儀の注意点
第2部 エンディングノート活用術
・エンディングノートを書いてみよう
・エンディングノートの役割(当日無料でプレゼントします)
第1部では、後悔しない葬儀の準備のために必要なこ
と、葬儀社選びのポイントなど具体例を交えて勉強を
進めていきます。実際に見積りを作成してみることで
分かりにくい葬儀が少しでも理解いただければと思い
ます
葬儀社ではない、第三者的な立場の葬儀サポート
センターだからこそ、お話できることもございます。
ご活用ください。
第2部はエンディングノートのお話です。エンディング
ノート?という方も、是非、ご参加ください。前回、ご参加
くださった方からは、「エンディングノートを書いておくことの
重要性を知った」「素敵な話だった」というお声を
いただいております。
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