> 納得できる葬儀を実現できる世の中にしたい!!という信念の元、日々悪戦苦闘しています。

「伝統」

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葬儀サポートセンターに入社をしてまだ日が浅く経験も少ない
のですが、先日創業100年以上の葬儀社さん扱いの社葬で、
初めての現場確認に行ってきました。


社葬ということでやはり対外的な意味合いもあり、やはり格を
気にされることが多いと思います。

この葬儀社の社長さんは、現代的なご葬儀を否定されるわけ
ではありませんが、やはり歴史が長く、冠婚葬祭の伝統や文
化といった側面を非常に重んじておられ、ただそれをうまくご相
談者様の意向に沿う形で反映されている見事な演出をされて
いました。


その昔、お寺の警備を行ったという寺侍に扮した、葬儀社の社
長さんの掛け声とともにしきたりに則り、導師様の引導が行わ
れ、重みのある、引き締まった、式の始まりとなりました。

専門の職人が手がけたという竹細工は大阪や京都ではよく用
いられるそうですが、青竹を組み合わせた見事なまでの職人
芸であったと思います。

祭壇の供物や蝋燭の蜀代、お香入れにいたるところまでがこ
の竹細工であり、この演出により、荘厳さに加え、格調高い、
品のあるお式になったのではないかと思われます。

また、蝋燭も櫨の木の油で作られる和ろうそくを用い、通常の
洋蝋燭では演出しきれない妙なる趣があり、このような上品さ
と豪華さを兼ね備えた葬儀に、不謹慎ですが感銘すら覚えま
した。


葬儀社の社長さんが言われた「いくら時代が変わろうとも、冠
婚葬祭は伝統・そして文化だ。」の言葉が理解できたような気
がしました

ただ古い格式ばかりに捉われているわけでなく、例えば、故
人様の生い立ちのご紹介の際は遺影にスポットライトがあたり、
青色のバックライトの中に浮き上がるという素晴らしい演出をさ
れていました。

またその遺影の額の重厚な木枠と調和した「べた」と呼ばれる
白菊の台がこのお式の荘厳さを象徴するかのようでした。


また、お式の最中の音楽はすべてエレクトーンによる生演奏で
喪の音楽ばかりでなく、故人様の好きだった曲を中心に演奏が
されていました。


大変良いお見送りの式であったと心から思いました。


ご喪家の方々も非常に満足されていたようで、家族ばかりで見
送る葬儀とは違って、体外的な面目も大いに施された様子であ
ったと思います。


おそらく意識しなければ、このような形の葬儀があるのだとは気
づかずに過ごしていたことでしょう。

大変不謹慎ではありますが、‘感動’の一言に尽きます。           


新しいことを取り入れていくことはやはり時代の要請であり、必
要不可欠ではありますが、その中にあっても伝統や格式といっ
たものを忘れてはならない。


今後の教訓としようと思いました。  (傳法)

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